くり坊がわが家にやってくるまでの経緯です。
購入から3年半経過していた当時の愛車フィアットプント(ぷんたろう)ですが、やや病弱な体質なようで、毎年どこかにトラブルが発生していました。ただし、そのいずれもが些細な故障であり、街中でエンコするような致命的な問題は起きていません。この先、5年〜6年と乗り続けていくことについても、ぷんたろう自身に対しては、まったく不満は感じていませんでした。
しかし、小さな故障であっても、壊れたときには修理しなければいけません。ぷんたろうは自宅から最も近い正規ディーラーで面倒を見てもらっていましたが、そのお店の対応にいろいろな不満があり、この先も主治医として頼っていくことはできないと判断したのです。
そこで、他のフィアットのお店を探してみると、比較的近い別の正規ディーラーは、並行物のアメ車やドイツ車との併売店ですので更に不安であり、そうなると町の修理工場を探さなければいけませんが、数ある修理屋さんの中からフィアットを安心して見てもらえるようなところは簡単に見つかりません。
ということで、ぷんたろうの下取り価格がそこそこ残っているうちに、もっと安心して面倒を見てもらえる店のくるまに乗り換えようと突然決心したのです。
予算もあまりありませんし、小さなくるまにこだわりたかったので、そこを出発点として選考開始。もう一度Cちゃん(シトロエンAX)に乗ってみたかったのですが、もちろん既に新車は買えません。そこで、同様の小さなくるまとして206とルーテシアが最有力候補です。
しかし、他のも見てみましょうよってことで、まずはCちゃんのシトロエン、クサラいいなあ...でもいきなり3ナンバー!横幅詰めてくんないかな〜ってそりゃ無理でしょということでパス。小さいのはサクソがあるぞ。でも2ドアです。家族持ちにとっては4枚ドアはやはり便利ですからこれもパス。イタ車では、新型プントが安くてカッコいいし、本来であれば最有力候補になるべき車ですが、お店に問題ありということで今回は選考外です。ドイツ車ならおなじみポロがあります。トヨタがやっているディーラーもあり、安心して買えるくるまだと思いますが、その代わりにへたな国産車よりたくさん走っていますし、わが家の近所にも赤いのが1匹生息してましたので、これもヤダ。他に金額的に候補となりそうなくるまはヴィータ、ローバー200(既に輸入中止だった)、国産車は...ウ〜ン、プリウスだったらハイブリッドという最新テクノロジーに触れてみるという点で乗ってみる価値はあるけど...トヨタは嫌いだいっ!となると、買い替え候補はやっぱり206とルーテシアに絞られました。
しかし、プジョーもルノーもそのディーラーは近所にありません。Webで検索してみると、くるまで約1時間のところのルノーディーラーのWebサイトが引っ掛かりましたのでまずカタログを送っていただく、プジョーは輸入元のページから同様にカタログを請求。ついでにポロのも請求したら、とっても立派なカタログが届きました。売れているくるまは違いますね!
う〜ん、どれも予算オーバーだな〜! ビンボ〜なわが家...(;_;)
カタログを眺めていても先に進みませんので、実物を見にいくことにしました。偶然にもプジョーディーラーはルノーディ−ラ−から1kmぐらいのところにありましたので、まず206を。
写真で見るより落ち着いているかな?水色はきれいだな〜、フロントはいいけどリアスタイルはどうも好きになれないぞ...などと思いつつ、試乗車に乗せていただきました。1.4Lのオートマです。でも、何か引きずって走っているような感覚があり、出足もトロいぞ...。乗り心地?プントと変わらないなあ...。ブレーキペダルが踏みにくいし...。しなやかな足を期待していたのですが、ちょっとイメージしていたのとは異なるようです。まあ、ご町内一周ではわからんわなあということで、次はルノーディーラーへ。
こんどはルーテシアです。見た目は206よりおとなしいですが、おやじが乗るにはそのほうが都合が良いか...。で、さっそく試乗車へ...。こんどもオートマだから206と似たようなもんだろうな〜と思いつつ出発。で、アクセルを一踏み、100m走っただけで、あれれ、全然違うぞ! 車格が一つ上がったような感じです。乗り心地もなめらかで、シルキータッチといったら大袈裟かもしれませんが、本当にフワッと走るのです。そのフンワリ感はシトロエンのそれとは微妙に異なる優しい感触で、荒れた路上の段差なども足回りがみな吸収してくれているようです。ほんと、第一印象で「乗りやすいくるま!」と感じました。シートの出来の良さも206とは比較になりません。体重を腰だけでなく、腿でも支えてくれています。
ということで、くるまの勝負は圧倒的にルーテシアの勝ち!です。 あとはサポート面、金額面ですが、ルノーディーラーは日産系のお店ですので、国産車同様のサービスが期待できますし、会社組織としても大きなお店のようですので、先々も安心かもしれません。何せフィアットのような対応は懲り懲りですから。また、ぷんたろうの下取りもルノーのほうがちょっと良かったので、頭金を減らすこともできます。そんなわけでぷんたろうの後継者はルーテシアに決定。色は「赤」です。なお、このヴィフレッドですが、既に輸入が中止になっているそうで、私は在庫で残っていたくるまを運良く確保できました。
なお、プジョーの名誉のために言い訳をしておきますが、206は決して出来が悪いくるまではないと思います。それは206のセールスが好調だったことが証明していますし、派手なスタイルも日本人好みだと思います。今回は私との相性がちょっと合わなかっただけでしょう。
ぷんたろうとは今日でお別れ。何か寂しいような、申し訳ないような...。新しいおうちにいって可愛がってもらうんだぞって思いながら最後の洗車。
そして、ようやく新しいルーテシアとのご対面。やっぱり「赤」はきれいですね。ぷんたろうは朱色っぽい赤でしたが、今度はCちゃんに似た落ち着いた赤です。ところで、いい歳をして、なぜ赤にこだわるのかですが、まずは安全のためです。本当は黄色が一番いいのですが、ルーテシアに黄色はないし(ゴールドっぽいのは16Vにあるけど)、わが家の奥さんも黄色だけはやめてくれいっ!っていっていますので、前回同様に赤いくるまとなりました。
ディーラーの営業のお嬢さんから一通りの説明を聞いて、さっそくわが家に連れて帰ります。乗り心地が試乗車よりちょっと硬いように感じましたが、まっさらの新車ですので、しばらくはガマンです。しかし、音も静かで(エンジン音があまり聞こえないので不安になるくらいだ)、路上の突起もほとんど感じさせないような走りはプントとは雲泥の差です(ぷんたろうごめん)。
さて、わが家にやってきたルーテシアくん、さっそく「くり坊」という名前を授かりました。クリオだからクリ坊とは、何とも安直な名前のつけかたではありますが...。