精神科とか精神科とか あれこれtoggeter
私は、超多忙な仕事をきっかけに、9年前からうつ病を患う体たらくに陥ってしまいました。いろんな製薬会社や病院のWebサイトを見ると、うつ病を直すには、少なくても半年から1年、そして場合によっては服薬による体調維持が続きますと書かれていましたが、まあ3年もたてば目鼻もつくかと開き直っていたら、あっというまに9年。
もちろん症状の波はありました。2度程ほとんど断薬できるのではないかというところまできましたが、ちょっとのきっかけでダウン。最悪の時期に戻ってしまいました。
ルボックス、ドグマチール、パキシル、アナフラニール、アモキサン、ジプレキサ、ジェイゾロフト、サインバルタ、リフレックス、テシプール、テトラミド、炭酸リチウム、ノリトレン、ハルシオン、マイスリー、リスミー、ソラナックスなどなど、これまたたくさんの薬のお世話になりました。
はっきり言って万能薬はないです。個性が強い薬が多いので、合う人合わない人の差も大きいと思います。でも、薬とピッタリマッチすると、微妙に良く効いてくるんですよ。効くからと言って、それをいつまでも使っていると、薬がないと生活出来ない病にもなりかねませんから、その辺の投薬コントロールは先生たちの腕の見せ所だと思います。
薬を実際に効果的に使用している人のほうが圧倒的に多いと感じます。もちろんそうじゃない人もたくさんいらっしゃるわけですが、見えない細胞の治療、端で見ててインチキのなんだの言えるようなレベルでなく、かなり高度な医師の判断が必要と思われます。
私に話を戻すと、当初はパキシルとアナフニールを中心に2年ぐらい続けました。やがて、毎週末に近所の山にトレッキングに出かける気力も出て来ました。夏になって、そろそろ減薬をと思っていたあたりで、ちょっと落ちがみえて、薬を継続することになったと思います。パキシルは離脱症状を克服しながら、減らして来ました。代わりに四環系のテシプール、テトラアミドを少量ずつ使用し、様子を見ながらしばらく経過。
次の冬の季節には自転車を購入して、週末に100キロ前後を毎週走るという運動を始めました。元はといえば、ダイエットです。80キロを越えていた体重を大幅に下げるのに最も有効なのは自転車です。で、半年余りで17キロの減量を達成し、63キロまで下げました。ほぼ学生当時の体型です。その後ちょっと気を抜いたりしていて、70キロ前後を上下していますが、昔のように急激に太るようなことはなくなってきました。
肝心のメンタル面では、この時期トレドミンの服用を始めました。トレドミンはアッパー系の薬ということで、確かにそんな感じに効果が現れました。ただし、ブレーキが効かなくなるときがあり、その辺の感情コントロールが効かなくなって、何度か周囲の人たちに迷惑をかけてしまいました。
で、現在は、ジェイゾロフト、サインバルタをメインにノリトレンを少量加えて、他の安定剤や眠剤と共に服用中です。
精神医学会は、確かに遅れている部分はあると思います。心の症状を測定器で測って数値で表すってできないですから。脳波を測って脳波がどのように変化しているかを見ても、いろんな解釈が乱立しそうだし。
薬にしても、古くから作られていたものがまだ残っているということは、新薬すべてに置き換えられるという単純な病気ではないということですね。副作用も青少年に顕著に現れる薬もあるようです。でも、一時もてはやされたSSRIのパキシルにしてみれば、かなり臨床データも集まってきている筈であり、部外者が口を出す前に、最も効果的な処方箋のようなものをどなたかまとめていらっしゃらないのでしょうか。ゾロフトやサインバルタは日本ではまだ新しい薬ですので、これから副作用がクローズアップされてくるかもしれません。
でも、薬です。製薬会社のトップの連中が何考えているかはわかりません。しかし、製薬の実験を行う研究者は日夜見えない心の病を直すための努力を続けていらっしゃるのだと思います。その過程、ラットなどの動物が利用されてしまうことには目を覆いたくなるのですが、生体で確かめなければ薬の有効性を確認できないのも確かでしょう。
私は製作会社とは一切関係ありません。でも、9年間、抗うつ薬を飲み続けて、一生懸命病気を治そうと努力してきました。まだ完治には程遠い状況ではありますが、毎日遅刻しながらも会社に行って仕事することもできます。もしも、薬がなかったら、今頃どんな状況に陥っていたか想像すらできません。
抗うつ薬の批判を続ける著名ジャーナリストの皆さん、一部の知ったかぶりの医師のみなさんは、そのネームバリューにて非常に説得力がありますが、自分達に都合のいい事例だけを拾うのではなく、薬で全快した方、治療中の方々、街中のクリニックなどいろんなパターンを把握した上でご意見頂ければと思います。
ちなみに私がお世話になってる先生は、防衛大の野村先生の門下生の方です。とても優しく親身になって相談にのって頂いています。病気を治せない医者はヤブだという乱暴な意見もありますが、十人十色の患者を毎日大勢みて、ズパッズパッと治していけるような病気じゃないですよ、心の病は。それを叩くだけの外野連中はお気楽極楽原稿料の世界で生活している寄生虫ではないでしょうか?もっとフェアな調査と判断をお願いしたいかなって、一患者として感じます。